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2017年6月13日火曜日

イタリア滞在日誌最終話 「さよならイタリー、新たな旅路へ」


こんにちは!
整体・操体 あかとき庵の小松です。


私は、今年の1/21、22にイタリアへ単身
渡りまして、セミナーを開催してきました。

この連載は全10話で、
いよいよ今回が最終話。

やっとこさ脱稿できました(笑)

今回の第10話では、
・Arrivederci さよならイタリア
・パリで脳が異常事態に!?
・旅で出会った名盤
・スープの癒し
・京都へ帰還。新たな旅路へ
などのエピソードが書いてあります。

楽しんで読んでいただければ幸いです(^^)
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2017年1月25日。



いよいよ日本へ帰国する日になった。

結局、イタリアで過ごす時間が
名残惜しくて、一睡もせずに朝を迎えた。

一睡もせずに何をしていたのかというと、
ビデオの編集。

イタリアに滞在している間にビデオを
完成させようと思っていたのが、何とか
実現できた。

ビデオができた頃には朝食の時間が
すでにはじまっていた。

いつも朝食の支度をしているホテルの
スタッフとも顔なじみになっていたので、
今日でお別れだと思うと何だかさみしい。

朝食を終え、スーツケースに荷物を入れて
帰り支度がすんだ頃に、マルコとアンドレアが
ホテルに来てくれた。

飛行機の時間は10:35。

車に荷物をつめこみ、アンドレアの運転で
空港へ向かった。

トリノの市街は、いつものように朝は
落ち着いていた。



なじみのある街の景色は少しずつ
消えていき、郊外に出るとゴミ処理場や
牧場などが目に入るようになった。

そして景色の彼方には、雪化粧をした
アルプスが今日もきれいに見えていた。

車中では3人で陽気に会話をしていたのだが、
それは別れを惜しむ気持ちをお互いに照れて
いたのかもしれない。


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Arrivederci さよならイタリア
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空港に到着すると、まだ時間があったので
3人でお茶をした。

「実はダイジェストビデオが今朝完成
したんだよ」
とマルコとアンドレアに言い、
パソコンを広げて彼らにビデオを
見てもらった。

彼らはビデオを気に入ってくれて、
とても喜んでくれた。

そのあとはプチレッスンの時間に
突入。

まだ彼らに披露していない技を
教えて盛り上がった。

そしていよいよ飛行機の時間が近づき、
出国ゲートへ行く時間になった。

いよいよお別れの時間だ。

「本当にありがとう。おかげで
すごく楽しく充実した時間だったよ。
また来年もよろしくね」
と言い、別れを告げた。

出国ゲートの列に並んだ僕を、彼らは
遠くから見送ってくれている。

列は進み、彼らはどんどん小さく
なっていく。

そして僕の前に並んでいる家族連れが
手荷物検査をするタイミングで彼らに
大きく手を振り、最後に日本人らしく
深くお辞儀をした。

彼らの姿が見えなくなったのを見届けた
あと、急に感極まったのか、大粒の涙が
ボロボロとあふれでてきた。

その涙はさまざまな紆余曲折を経て、
長年の目標を実現できた達成感の涙なのか、
イタリアを離れる愛惜の涙なのか、

なぜ泣いているのか自分でも意味が
分からなかった。

きっとそれは、さまざまな感情が
入り混じった涙なのだろうから、
自分でも意味を特定できないのだろう。

ハッと我にかえると、前に並んでいる
家族連れが、荷物検査を終えようとしていた。

目をこすって、涙をあわててぬぐい、
自分の荷物をトレーに入れると、

仏頂面で淡々と仕事をしていた
イタリア人の検査員が僕に、

「君は日本人か?日本のアニメは最高だ。
だから俺は日本人が大好きだ」
と笑顔で話しかけてきた。

僕はアニメの仕事をしているわけでは
ないのだが、とりあえず
「ありがとう。僕もイタリアが大好きだよ」
とお礼を言っておいた。

感極まった直後にこの会話。

何だか自分でもおかしくなってきて、
吹き出しそうになった。

飛行機に乗ると、パリまでは
あっという間だった。

さよならイタリア。
また来年行くからね。


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パリで脳が異常事態に!?
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パリのシャルル ド ゴール空港に
到着すると、日本へ帰国する日本人が
たくさんいた。

自然と日本語が耳に入ってくるのだが、
おもしろいことに、日本語が英語や
イタリア語に聞こえてくる。

イタリアにいる1週間は英語かイタリア語
しか聞かず話さずの状態だったから、
脳が外国語モードになっているのだ。

こんな脳の状態になることなんて
滅多にないので、

英語スイッチを押すと日本語が英語に、
イタリア語スイッチを押すと日本語が
イタリア語に、みたいな遊びをしてみた。

この遊びをしていると、外国人は
こんな風に日本語が聞こえているのかなと
想像できる。

関空までの飛行機に乗ると、ここからが
12時間の長いフライトになる。

飛行機は行きと同じくエールフランス。

関空行きのこの便は、日本人がたくさん
搭乗していた。

いよいよ日本が近くなってきた感じが
してきた。

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旅で出会った名盤
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旅の楽しみの一つに、
音楽との出会いがある。

今回の旅でも素晴らしい音楽に
出会えた。

それはイタリア音楽かと思いきや、
意外や意外、STINGの音楽だった。

行きの飛行機でSTINGのライブ映像を観て、
演奏されている曲がもう最高だった。

帰国してから知ったのだが、
STINGはイタリアのトスカーナに住んでいて、

ライブで演奏している曲が入っているアルバム
「ウィンターズ・ナイト」はトスカーナで録音
されていた。

ライブは格式ある英国の大聖堂で演奏されていて、
曲の独特な世界観をさらに際立たせていた。

中でも
「There is no rose of such virtue」
という曲はお気に入りで、魂を癒されるような
音楽だ。


帰りの飛行機でも同じライブ映像を視聴。

ミラノのドゥオーモなどの大聖堂を実際に
見た後に視聴すると、映像の感じ方が変化
していた。

旅で出会った名盤
「ウィンターズ・ナイト」。


もちろん、帰国後は、
すぐにこのアルバムを注文したのだった。

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スープの癒し
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最後の機内食のとき、フレンチが足りて
いないらしく、和食のみしか注文できない
状況になっていた。

とくに何も考えず、紙コップに入った
味噌汁を飲むと驚いた。

「何なんだ。この安心感は・・・」

そして気がつけば、
味噌汁を3杯もおかわりしていた。

具はワカメぐらいしか入っていないのに、
もう止まらなかったのだ。

イタリアでの食事は美味しく満足していたのだが、
やはり日本食、とくに味噌汁のパワーはスゴい。

一週間ぶりに飲む味噌汁は、旅の疲れを
癒すがごとく、骨の髄まで沁み入る感じがした。

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京都へ帰還。新たな旅路へ
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関空に到着し、バスが京都駅に到着すると、
妻と息子が車で迎えに来てくれていた。

息子が僕の存在に気がつくと、後部座席から
「パパ~」
と笑顔で僕に呼びかけてきた。

嬉しくホッとする感覚とともに、またこれから
はじまる日本での生活に気が引き締まる。

車を走らせ、鴨川沿いの川端通りの景色を
みると、京都へ帰ってきたんだなと実感する。

この地で過ごす日々の中で、また世界へ
届けられるような宝を見つけて磨いていこう。

こうしてまた、
新たな旅路がはじまったのだった。

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